環境管理バックナンバー カテゴリ:環境倫理の基礎講座

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<シリーズ>【環境倫理の基礎講座/第6回(最終回)】環境倫理と環境共生
佐藤 建吉(一般社団法人 洸楓座 代表理事)
▼概要文表示2021年6月号
 連載してきた「環境倫理の基礎講座」の最終回にあたり、本号では過去の連載回のまとめと、新たに環境共生について解説を行う。キーワードとして記すと、①出来る状況づくり、②エコエティカ、③自然と至然、④社会受容性、⑤トマソン、⑥環境共生&世代間倫理となる。①では「出来る環境づくり」と「出来る状況づくり」を比較し、環境と状況の違いを、②では生圏倫理学「エコエティカ」として技術連関という今日的な環境の特徴を述べた。③では自然をfrom然、至然をto然としての比較であり、その意味について、④では風力発電への社会受容性を取り上げ、⑤ではトマソンという超芸術を感受する目線を育てると述べた。⑥では世代間倫理における人格権の法律的解釈の背景を述べる。
<シリーズ>【環境倫理の基礎講座/第5回】超芸術トマソンが養う環境への目線と気づき
佐藤 建吉(一般社団法人 洸楓座 代表理事)
▼概要文表示2021年5月号
 旧建築物の一部と新建築物が共存する都市や街の中に、その両者が「妙味ある違和感」が見出されたとき、それを芸術とみなし「超芸術」とリスペクトし「トマソン」と呼ぶ活動がなされている。トマソンは、新旧の共存、とくに旧の中に「無用の用」の価値を見出す。私たち人間が「主体者」として暮らし日々多様化する「環境」、それが織りなす「状況」。超芸術トマソンの発見という活動は考現学の一つであり、私たちが暮らす「環境」を、持続可能な「状況」とするため、「主体者」に観察者と批判者としての目を養う。それは、新たな環境倫理の基(もとい)を教えてくれるだろう。
<シリーズ>【環境倫理の基礎講座/第4回】社会受容性という環境問題
佐藤 建吉(一般社団法人 洸楓座 代表理事)
▼概要文表示2021年4月号
 人間は理性を持った生き物である。それゆえ、考えのよりどころ、あるいは価値判断は個人により異なる。個々の人間の生きる目的や目標も異なる。すると互いに対立する局面も多方面にある。目まぐるしく動く社会やその現場である世間は、その縮図ともいえる。一人の個人がかかわる世間にも個人差があり、また限定されるものといえる。それは、社会の動きと同調する場合もあり、あるいは対立する局面もある。今回、取り上げる社会受容性は、まさに、個人と社会との合意、あるいは相克の現れである。社会受容性は、社会学や心理学、そして統計学などの対象ともなるが、同時に、「環境倫理の基礎講座」の対象にもなる。風力発電を例として考えてみたい。
<シリーズ>【環境倫理の基礎講座/第3回】自然と至然──自然と共生するアプローチ
佐藤 建吉(一般社団法人 洸楓座 代表理事)
▼概要文表示2021年3月号
 私たちの暮らしの基(もとい)である「自然(しぜん)」。その成り立ちは、「自ら然る(おのずからしかる)」の「自然(じねん)」に由来する。しかし、科学技術が発達し大きな力を持ち、その影響が増し私たちの社会を席巻するかのようになり、前回述べた「技術連関」や「エコエティカ」という倫理(学)が重要になった。今回は、自然と人間の関わりの面から、二つの自然、すなわち「天然の自然」と「人工の自然」について述べ、新たに「至然(しぜん)」について、環境倫理の面から解説する。
<シリーズ>【環境倫理の基礎講座/第2回】現代社会の環境倫理学「エコエティカ」
佐藤 建吉(一般社団法人 洸楓座 代表理事)
▼概要文表示2021年2月号
 私たちが暮らしている環境は、時代とともに変化している。かつて、私たちは自然に抱かれ、その包容力にまもられていた。人間の利便性への欲求は、科学技術を進展させ、確かに便利な暮らしや国際的な活動の場を創り出した。結果、科学技術は巨大となり、私たちの暮らしばかりでなく、自然環境にも影響を及ぼした。哲学者・今道友信は、複合した科学技術社会を「技術連関」と呼び、私たちの暮らしの環境とした。「エコエティカ」(生圏倫理学)は、技術連関が関わる社会や集団が身に着けるべき倫理学である。本稿では、持続可能な未来のために必要な要点について解説する。
<シリーズ>【環境倫理の基礎講座/第1回】環境と状況の違い、そして「できる状況づくり」
佐藤 建吉(一般社団法人 洸楓座 代表理事)
▼概要文表示2021年1月号
 本稿では、環境問題の解決における主体者の重要性を述べる。極論ではあるが「環境」という用語に替えて「状況」という用語を多用することを唱えてきた。この論点の視座は、「主体者」の有無にある。残念ながら「環境」という用語には主体者の関わりがなく、その周りに注目する。「環象」に回帰する。主体者を加えた「環境」として、筆者が見出したのは「状況」である。主体者が深く介在し関与することにより、環境問題が解決に加速する。関連で、主題としての「できる状況づくり」は、いま、そのためのキーワードとなる。
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