調査結果
平成24年2月に、一部の有機顔料が、非意図的に生成したポリ塩化ビフェニル(以下「PCB」という。)を含有することが判明したことを受け、有機顔料中で非意図的に副生するPCBについて、調査や低減策が検討されていたが、この度検討会名での報告書がまとめられ公開された。
平成24年から検討が続けられてきた本事項について、一応の決着がついたことになる。
【環境省報道発表資料】
(お知らせ)「有機顔料中に副生するPCBの工業技術的・経済的に低減可能なレベルに関する報告書(案)」に対する意見募集(パブリックコメント)の結果について(2016.1.29)l
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化成品工業協会からの報告により、一部の有機顔料が製造工程において非意図的に生成した微量のポリ塩化ビフェニル(PCB)を含有することが判明し、厚生労働省等(厚生労働省、経済産業省、環境省)は、実態調査を行いその調査結果を公表している。
中には、国際条約(残留性有機汚染物質に関するストックホルム条約(POPs条約))において流通させるべきでないとされている濃度0.005%(50ppm)を超えるものも見つかっており、これら該当製品の製造・輸入事業者に対し、製造・輸入・出荷の停止、出回っている製品の回収をするよう指導している。
今日(2012/9/18)現在で、第5報まで公表されており、PCBの含有が発見されるたび随時更新されているので、注視が必要である。
(経済産業省 平成24年9月6日(木))
非意図的にポリ塩化ビフェニルを含有する可能性がある有機顔料の製造・輸入等について行政指導を行いました(第五報)
http://www.meti.go.jp/press/2012/09/20120906002/20120906002.html