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環境管理バックナンバー カテゴリ:環境コンサルタントの 法令判断
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<シリーズ>【環境コンサルタントの 法令判断/第103回】改正によって拡大される事業者の安全配慮義務 直接雇用する者以外も対象とした安全教育手法の考察
佐藤 健(イーバリュー株式会社 コンサルティング事業部 コンサルタント/チーフマネージャー) ▼概要文表示2024年10月号 -
2025年4月に施行される労働安全衛生法の改正をご存知でしょうか?
危険な場所への立入禁止、特定の場所での喫煙禁止、事故発生時の対処等の対象範囲を「労働者」から「作業に従事する者」に拡大、「作業に従事する者」は、現場監督や資材の搬入、荷卸しなど、直接作業に関係しない者も含まれるとされ、一言でいえば、事業者の「安全配慮義務が拡大」されています。これは安全教育の対象が「直接雇用する従業員」以外にも広がることを意味し、大きな転換点になると考えられます。対象を広げた安全教育はどのように実施していけばよいのか?効果的な方法を考えていきます。
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<シリーズ>【環境コンサルタントの 法令判断/第102回】有害物質使用職場の掲示改正対応をチェック
佐藤 健(イーバリュー株式会社 コンサルティング事業部 コンサルタント/チーフマネージャー) ▼概要文表示2024年9月号 -
職場で化学物質を使用する場合、「有害性の掲示」が必要な物質があります。この「有害性の掲示」について、昨年から段階的に改正されていることはご存知でしょうか? 改正内容は大きく分けて、「掲示内容の見直し・追加」と「掲示対象物質の拡大」で、令和5年10月1日から掲示義務がすべての特定化学物質に拡大しました。施行から1年が経とうとしていますが、適切に改正対応できている職場ばかりではないと感じています。作業員などに有害性等を周知するための有害物質の掲示義務について、再度確認しておきましょう。
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<シリーズ>【環境コンサルタントの 法令判断/第101回】フロン排出抑制法、あらためて全体像を確認する
佐藤 健(イーバリュー株式会社 コンサルティング事業部 コンサルタント/チーフマネージャー) ▼概要文表示2024年8月号 -
フロン回収破壊法という名称が変更されて2015年にフロン排出抑制法が施行されました。2019年改正(引渡義務違反の直罰化、廃棄機器の引取制限)を経て間もなく10年が経とうとしていますが、実際に数多くの現場を監査した経験から、現在でも法に則った適切な管理が徹底できている企業は決して多くはないと感じます。
空調機や冷蔵・冷凍機などは、職場のあらゆるところに設置され、担当者のみでは把握・管理しきれないという事情があるかもしれません。
さらに、法の規定が複雑で環境担当者すら適切に理解できているか怪しい…と感じているかもしれません。ましてや、現場の管理者は「なんとなく点検しろと言われている」というレベルの認識になっているかもしれません。
一方、法の規定に基づく取り締まりは徐々に厳しくなっています。2021年には、自動車ディーラーの店舗解体時に、発注者が法の規定で定められた委託確認書を交付せず、結果として解体業者がフロンを大気中にみだりに放出したとして検挙されています。ディーラーの社員と解体業者2社の役員は罰金刑になり、両罰規定に基づき各社に同額の罰金刑が科せられています。今回はあらためて、フロン排出抑制法の概要・全体像を確認してみたいと思います。
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<シリーズ>【環境コンサルタントの 法令判断/第100回】化学物質の保管 ― 押さえるべきポイントを事例で考える―
佐藤 健(イーバリュー株式会社 コンサルティング事業部 コンサルタント/チーフマネージャー) ▼概要文表示2024年7月号 -
化学物質の保管には、細心の注意が必要です。少量でも人体に重篤な健康影響を及ぼす物や、命に関わるレベルの危険性がある物質もあります。もちろん気をつけなければならないのは、急性毒性だけではありません。強い腐食性がある薬品は、皮膚に触れることで手足の切断が必要になるほどのケースや失明、重い後遺症が残るケースもあります。
今回は、2つの事件を題材にして、化学物質の保管について必ず押さえて置かなければならない注意点を解説します。
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<シリーズ>【環境コンサルタントの 法令判断/第99回】現場でよくある事故事例 〜実際にあったケースから、労働安全のルールを確認する〜
佐藤健(イーバリュー株式会社 コンサルティング事業部コンサルタント/マネージャー) ▼概要文表示2024年6月号 -
今年の4月には、皆さんの会社にも新入社員が入社したでしょうか?
現場への配属時期は企業によって異なりますが、早ければ既に実務が始まっているところもあるのではないでしょうか?
新人の配属時、特に注意したいのは安全についてです。
製造業では、必ず安全教育を行ってから配属となりますが、それでも経験不足の従業員には不安が残ります。
安全教育で効果的なのは、実際の事例をもとにして現実の作業をいかにイメージさせるかです。
今回は、いくつかの典型事例をもとに、法規制の解説とあわせてご紹介していきます。
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<シリーズ>【環境コンサルタントの 法令判断/第98回】水濁法 排水基準を定める省令改正「六価クロムの規制強化」
佐藤健(イーバリュー株式会社 コンサルティング事業部コンサルタント/マネージャー) ▼概要文表示2024年5月号 -
水質汚濁防止法施行令(水濁法の省令)が改正され、主に「六価クロム」に関する規制が強化されました。
一般的に六価クロムは、めっき・金属表面処理、顔料や窯業の原料、なめし剤、研磨剤、酸化剤、触媒などの用途に使用されています(表1)。
様々な用途に使用される六価クロムに関する規制強化ですから、影響する事業者も多いと思われます。水濁法改正省令の施行日は令和6年4月1日ですが、新基準に対応するための準備を検討しておきましょう。
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<シリーズ>【環境コンサルタントの 法令判断/第97回】改めて考える「リサイクル」
佐藤健(イーバリュー株式会社 コンサルティング事業部コンサルタント/マネージャー) ▼概要文表示2024年4月号 -
「ゼロエミッションの方針が出ているので、現状処理委託している廃棄物を有価取引に切り替えなければなら
ない。」
「リサイクルして、もっとコストを下げられないか?」このような相談をこれまで多く受けてきましたが、最近は特にリサイクルに関する相談が増えたと感じます。これは各企業がリサイクルの推進に積極的な姿勢をとっていることの現れです。しかし、現場で耳にする「リサイクル」という言葉が、実はかなり曖昧な理解であるケースが少なくありません。改めて、「リサイクル」とは何であるかを実務的に考えてみます。
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<シリーズ>【環境コンサルタントの 法令判断/第96回】処理委託先の違反に巻き込まれる典型事例―委託先の違法行為で自社が大きなトラブル
佐藤健(イーバリュー株式会社 コンサルティング事業部コンサルタント/マネージャー) ▼概要文表示2024年3月号 -
「産業廃棄物の排出事業者責任は非常に重く、例え費用を支払って委託したとしても、免れられるものではない」という注意喚起は、これまで何度もお伝えしてきました。しかし、明確に危機感を持って対応している担当者ばかりかというと、そうではありません。どこか「自分たちは大丈夫だろう」という意識があるようにも思えるときがあります。
先日、「巻き込まれたとしても排出事業者に責任が追求される」典型例とも言えるニュースがありました。この事例をもとに、排出事業者責任を再確認します。
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<シリーズ>【環境コンサルタントの 法令判断/第95回】消防法基礎 危険物等、それぞれの定義と保管基準を適切に理解する
佐藤健(イーバリュー株式会社 コンサルティング事業部コンサルタント/マネージャー) ▼概要文表示2024年2月号 -
今回は、消防法について取り扱います。消防法では発火性や引火性のある危険物を保管する際に規制がかかります。これらの保管基準は、事業所の従業員全員が理解していなければなりません。なぜなら、消防法の保管基準などは従業員の命や会社の資産を火災から守るための最低限のルールだからです。
製造現場や保管場所などを実際に監査してみると「事業所内の一部門で購入した薬品などの資材が危険物に該当し、管理部門の知らぬ間に指定数量を超過している」というようなケースも珍しくありません。工場火災で犠牲者が発生した場合など、法令違反があると工場の責任者に重い刑事罰が科されることもあります。危険物など規制対象物質の保管に絞って、基本的な内容を整理していきます。
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<シリーズ>【環境コンサルタントの 法令判断/第94回】注目度が高まるPFAS廃棄時の適切な取り扱いは?
佐藤健(イーバリュー株式会社 コンサルティング事業部コンサルタント/マネージャー) ▼概要文表示2024年1月号 -
最近、PFASに関する報道が増えているように感じます。様々な地域で、「地下水や水道水源などから検出された」と発表されています。世間一般の注目度がじわじわと高まっている感触があります。
製造業にあっては原材料や提供部品・材料などに微量含まれていることもあるようです。例えば、撥水剤、撥油剤、界面活性剤などの用途で使用されています。しかし、PFAS含有の製品を取り扱う企業以外はPFASを使用する機会はあまりないと思われます。
一番可能性が高いのは、泡消火剤です。PFAS含有(または疑い)の泡消火剤廃棄に関する相談は何度も受けています。そこで、PFASの基本情報と泡消火剤を中心としたPFAS廃棄物の取り扱いについて整理しておきましょう。
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<シリーズ>【環境コンサルタントの 法令判断/第93回】有価物にマニフェストは発行してOK?
佐藤健(イーバリュー株式会社 コンサルティング事業部コンサルタント/マネージャー) ▼概要文表示2023年12月号 -
コンサルをしている企業の社内監査をしていたら、生産現場から管理部門では把握していないマニフェストが出てきた。確認してみると、契約を結んでおらず、そもそも契約相手は産業廃棄物処理業の許可を持っていない取引先だった…
事情を詳しく聞くと、有価物を出す際に何故か慣習的にマニフェストも発行していたようだ。
有価物なので、委託契約や業の許可についてはなくても問題ないとわかったが…有価物にマニフェストを発行してはいけないのではないだろうか?
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<シリーズ>【環境コンサルタントの 法令判断/第92回】労働安全衛生法改正のQ&A集 2022年〜24年にかけて順次施行されている改正労働安全衛生法
佐藤健(イーバリュー株式会社 コンサルティング事業部コンサルタント/マネージャー) ▼概要文表示2023年11月号 -
これまで改正法の解説をしましたが、その後に様々な企業から解釈の質問などが筆者に寄せられています。今回は、こういった改正内容に関する現場からの質問などを取りまとめてご紹介します。お問い合わせいただいた内容や、セミナーでの質疑応答などから、多くの事業者様に参考になるような内容をいくつか抜粋して解説します。詳しくは最新の厚労省など行政機関のWeb情報を参照してください。
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<シリーズ>【環境コンサルタントの 法令判断/第91回】労働安全衛生法改正 安全対策の責任範囲が拡大?
佐藤健(イーバリュー株式会社 コンサルティング事業部コンサルタント/マネージャー) ▼概要文表示2023年10月号 -
改正労働安全衛生法が2023年4月1日に施行されたことはご存知でしょうか?
この改正は、石綿則、粉じん則、特化則等など、多くの関連規則も同時に改正されていて、広い範囲に影響する内容となっています。
主な内容は、危険・有害な作業を行う現場での安全を確保するための規制強化です。
規制対象は、工場内や建設工事現場での作業を想定しています。
規模の大きな工場等では、協力会社など様々な企業の従業員が構内で作業をしています。
生産ラインの一部を外部委託している場合や、設備の改修や解体などで建設工事に関与している業者も存在します。
こうした複数の企業が絡む業務に関して、安全配慮措置の義務範囲が法改正により変わっています。
法の概要を把握し、自社の業態でチェックしなければならない範囲、反対に管轄行政等からチェックを受ける範囲も明確にしておきましょう。
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<シリーズ>【環境コンサルタントの 法令判断/第90回】解体工事のアスベスト事前調査対象拡大 工作物の工事対応について
佐藤健(イーバリュー株式会社 コンサルティング事業部コンサルタント/マネージャー) ▼概要文表示2023年9月号 -
令和5年10月、建築物と船舶の解体・改造・補修工事について、有資格者による調査を義務付ける改正法が施行されます。
建築物(事業所内の事務所や工場建屋、倉庫など)を解体する際には、委託した解体業者が有資格者による調査を行っているかなど、改正法への対応を確認する必要があります。一方、工作物(ボイラー、配電設備、加熱炉など)の解体等については現状、有資格者による調査義務はありません(資格者以外による調査自体は必要)。
そもそも、アスベストに関する事前調査の義務付けは、令和2年6月に公布された改正大気汚染防止法で定められました。この改正では、建築物等の解体等工事における石綿の飛散を防止するため、全ての石綿含有建材へ規制を拡大しています。
令和4年4月からは、一定規模以上の建築物等について、石綿含有建材の有無にかかわらず、元請事業者または自主施工者が事前調査結果を都道府県等へ報告することが法的義務になっています。
さらに、令和5年10月から事前調査の方法が法で規定され、「必要な知識を有する者(有資格者)」による調査が義務付けられました。この時点で、有資格者による調査が義務付けられているのは、建築物と船舶です。
しかし、令和5年1月に公布された改正法により、令和8年1月1日には工作物の解体等についても有資格者による調査を義務付ける施行が予定されています。
今回は、より製造業への影響が大きいとされる工作物の事前調査について、現時点で施行されている部分も合わせて、施行対応の準備に向けた情報整理をしていきます。
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<シリーズ>【環境コンサルタントの 法令判断/第89 回】【廃棄物】処分場の実地確認はデジタル化できるのか?
佐藤健(イーバリュー株式会社 コンサルティング事業部コンサルタント/マネージャー) ▼概要文表示2023年8月号 -
令和5年3月31日、「デジタル原則を踏まえた廃棄物の処理及び清掃に関する法律等の適用に係る解釈の明確化等について(通知)」(以下、本通知)が公開されています。
これは、「デジタル原則に照らした規制の一括見直しプラン」「デジタル社会の実現に向けた重点計画」において、日本の様々な規制について、デジタル化による規制の見直しを求めるものです。これを受けて、本通知は「廃棄物処理法」について、法律上の解釈を明確化し、デジタル化を推進しようとするものです。本通知が実務に及ぼす影響はどのようなものでしょうか?
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<シリーズ>【環境コンサルタントの 法令判断/第88 回】労働安全衛生法改正【後編】
佐藤健(イーバリュー株式会社 コンサルティング事業部コンサルタント/マネージャー) ▼概要文表示2023年7月号 -
前回は、段階的に施行される労働安全衛生法の改正内容に関して、2023年4月1日施行分までを解説しました。今回は、残りの改正内容について解説します。施行日まで時間的猶予がありますが、すぐに施行しないということは、企業側で一定期間の準備が必要で、準備期間に配慮した施行スケジュールであると解釈できます。早めに内容を把握し、必要な準備を計画しておきましょう。
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<シリーズ>【環境コンサルタントの 法令判断/第87 回】労働安全衛生法改正【前編】
佐藤健(イーバリュー株式会社 コンサルティング事業部コンサルタント/マネージャー) ▼概要文表示2023年6月号 -
環境管理の一環として、労働安全衛生法の改正も話題になることが増えています。改正法は、2022年5月31日に公布され、2024年4月1日までに段階的に施行されます。本年4月1日にも多くの改正内容が施行されており、ほとんどの企業が対応していますが、まだ対応が間に合っていない実状も一部あるようです。今回は、改正法の中から施行済みの内容に絞って整理していきます。
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<シリーズ>【環境コンサルタントの 法令判断/第86 回】化学物質の安全管理【後編】各法律の規制を確実に把握しましょう
佐藤健(イーバリュー株式会社 コンサルティング事業部コンサルタント/マネージャー) ▼概要文表示2023年5月号 -
前編では、化学物質の管理についてSDS(安全データシート)制度を中心に化管法などの全体像を整理しました。今回は、化学物質の使用や廃棄段階で注意しなければいけない関連規制を解説します。SDSを読むと、化学薬品の組成や成分、危険有害性に加え、適用される法令が記載されています。その法律の概要を把握しておくことで、何をしなければならないのかを簡単にイメージできます。
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<シリーズ>【環境コンサルタントの 法令判断/第85 回】化学物質の安全管理【前編】SDSを活用して、包括的に対応しましょう
佐藤健(イーバリュー株式会社 コンサルティング事業部コンサルタント/マネージャー) ▼概要文表示2023年4月号 -
化学物質に関する規制が強化されています。労働安全衛生法など関連法の改正により、2016年6月以降、全ての業種に対してリスクアセスメントが義務化されました。さらにメーカーや輸入業者、流通業者が化学物質を譲渡・販売などを行う際には、化学物質についてラベル表示の努力義務が法的義務へ引き上げられました。これらに関連して、2023年から2024年にかけて、さらに複数の改正法が施行されます。今回は、リスクアセスメントを行う際にも重要な材料となるSDS を軸に、化学物質管理の全体像を整理していきましょう。